◇肘井さんとの出会いが「食コーチング」に。
『5年前、前職業でお世話になった先輩の研修を、お手伝いさせていただきました。その体験セミナーにいらした肘井さんは保険に入ろうとして血糖値が高いと医師から言われ、まさに食事を見直そうとなさるときだったそうです。でも、食べちゃいけない、飲んではいけないことはわかってはいるけれど、忙しいし、一人ではなかなかできない・・・。そこで、栄養士である私に、電話で、食のコーチをしてくれないか、とご相談されたのです。最初は、私自身が不安でした。というのも、電話で長期間にわたる栄養相談は初めてだったため、肘井さんと相談し、「どのような電話相談がご希望ですか」「何時だったら、お電話できる時間が作れますか」とお聞きしながら、一緒に作り上げていきました。 「体重を3ヶ月で5?落とすために、まずは何から手をつけましょうか」「今日1日、頑張ったこと教えてください」「お酒の量をセーブするために、何ができると思いますか」 常に、相手に気づきを促す、「食コーチング」のはじまりです。 肘井さんとの出会いで、栄養士としての自分に自信が持てるようになりました。今、自分が行なっている仕事が、誰かの役に立てるという確信と、私が進む道は間違っていなかっ た…という気持ちを再確認することができました。私は、何をすればいいのかが、見えてきたように思います。』 ◇一人ひとり異なる生活背景 『従来の栄養指導は、「朝食を食べてください」とか、「甘いものは食べ過ぎないで」など、一方的な指示・指導型が中心でした。でも、それだけでは人は動きません。なぜなら、人は自分の決めた目標だから動けると思うからです。クライアントのAさんは、 歳の男性。持病の糖尿病のために、毎月栄養相談にお見えになります。最初から、糖尿病の話をしなきゃ、と決めつけないようにして「Aさん、最近気になることってありますか」と伺ったところ、ご趣味である日本舞踊の話をされました。「日本舞踊をなさることと、ご自身の健康とどう関わりがあるのですか」とお尋ねすると、「いやお腹がでて着物がきついんだよね、痩せないといけないんだよね」と。Aさんにとって趣味の日本舞踊のために減量することが、糖尿病のために減量することより、モチベーションが高いことがお話の中から伺えました。1年後、Aさんは、体重は 減り、血糖値もほぼ正常値になりました。こうしなければならない、とか、こうあるべきだ・・・とか、医療者側が一方的に決めつてはいけないことを、Aさんから学びました』 ◇栄養士仲間と共に… 『栄養士ブラッシュアップセミナーという、非営利組織の栄養士サークルを主催しています。年に1~2回の合宿、勉強会、交流会を通して、メンバー全員、日々ブラッシュアップしています。勉強会では、「食コーチング」はもちろん、栄養士のための話し方教室、栄養士のための英会話、栄養士のための文章教室、栄養士のための料理教室、そして歩き方など月3~4回行っています。現在福島県から岡山県まで、学生から 代の会員が 名。私たちの会は顔が見えるお付き合いを心がけています。困ったときにはお互いがサポートしています。こんなことも知らないのではなく、こうしたらもっといいのでは、とアドバイスし、お互いがお互いをサポートしあう。みんながみんなを応援する姿勢は、「食コーチング」を体得する場にもなり、それがクライアントはもちろん、自分や周りの人たちにも還元されていると思います。』
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